水道水を沸騰させて飲むのは危険?トリハロメタンとは!

普段飲む水として、水道水をそのまま飲むより一度沸騰させる方が、味もましになり体に良さそうですよね。

また料理の時などは、火を通すからと、そのまま水道水を使うことも多いと思います。

しかし、実は水道水を沸騰させて飲むと危険なんだそうです。

それはトリハロメタンという成分が関係しているようです。

一体どういうことなんでしょうか。早速みていきたいと思います。

水道水に含まれる成分

水道水には様々な成分が含まれています。その中でも気を付けなければいけない成分をご紹介します。

・塩素・・・私たちが生活排水として一度使った水を、また使うためには消毒をする必要があります。その消毒に使われるのが塩素になります。

塩素と言えば、プールや漂白剤を思い浮かべると思います。強い殺菌効果があり、水の安全を確保するためには必要な成分です。しかし、自分の身体に塩素が入ると思うと怖いですね。

日本の塩素濃度は世界でトップクラスだそうです。

・アルミニウム・・・水道水の中にある細かいゴミやチリを沈殿させ取り除くときに使われる成分に含まれています。
このアルミニウムは、アルツハイマーを引き起こすとされる注意の必要な成分です。

・トリハロメタン・・・トリハロメタンは水を塩素で消毒するときに発生する、発がん性のある物質です。
発がん性だけではありません。流産、肝臓・腎臓障害なども引き起こす可能性があると言われています。現在の浄水処理では除去が難しく、私たちが飲む水道水の中に含まれます。

水道水を沸騰させて飲むのは危険?トリハロメタンとの関係

塩素は、沸騰させることで除去することができます。においの強いカルキ臭は塩素が原因ですが、沸騰させると気にならなくなるのはこのためです。

しかし、塩素が抜けるからと沸騰させると、逆に増えてしまう成分があります。

これがトリハロメタンです。

このトリハロメタン、沸騰させた状態が一番発生しやすくなります。沸騰したばかりの状態では、通常の3倍ほどまで増えてしまいます。

この場合、長時間沸騰させることでトリハロメタンは減少します。

水道水を沸騰させて飲む場合は、15分以上沸騰を続けてから飲むようにしましょう。

最後に

水道水は沸騰させれば安全だと思い込んでいましたが、沸騰させるだけでは逆に危険だったんですね。

そのまま飲む以外にも、ごはんを炊くときや、味噌汁を作るときに使う水道水もよく気を付ける必要がありそうです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。

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