髪を結ぶと伸びるのが早いというのは嘘!理由と原因を科学的に説明。
髪を切りすぎたという人の間で、髪を結ぶと伸びるのが早くなるという噂がよくありますよね。
しかし結論から言わせていただきますとこれは科学的には全く理由付けできない偽情報です。髪の根元をキツく縛って寝ると伸びるのが早くなるどころか、抜け毛の原因となり逆効果になります。
科学的な根拠を用いて正しい髪を伸ばす方法を説明します。
よろしければ参考にしてください。
髪を結ぶ事と伸びるのは全く関係がない理由について
これを知るにはまずはしっかりと髪が伸びる原理を知る必要があります。
なぜ髪が伸びるのかを科学的に知れば、髪を結ぶことと伸びることには一切関係ないことが分かるからです。
髪の毛が伸びる理由は一つです。
細胞分裂の繰り返しで伸びる!
この事をわかっていれば正しく髪を伸ばす方法が分かります。
髪の毛の根本を毛根と言うのですが、毛根の少し膨らんだ部分の最下部には毛乳頭という組織があります。
毛乳頭の周辺には毛母細胞が存在し、この毛母細胞が毛細血管から栄養を運び細胞分裂を繰り返すことにより髪は伸びていくのです。
ですので、いくら髪を結ぶと伸びるといっても、科学的にありえません。いくら結んだところで細胞分裂の早さは変わりませんからね。
逆に、キツくしばることにより抜け毛の原因となるのでやらない方がいいですね。
髪が伸びる原因である細胞分裂を促すことが、髪を伸ばす唯一の正しい近道になります。
髪を伸ばす3つのポイント
私達人間の髪は平均で一日0.3ミリ〜0.4ミリ伸びます。一ヶ月にすると約1センチです。全ての髪が同じスピードで伸びているわけではなく、頭頂部が一番早く伸びます。
ですが、多少の努力をすることにより、僅かではありますが髪の伸びるスピードを早めることができます。
ポイント① 睡眠をしっかりと取る
人は睡眠中に成長ホルモンを分泌します。
この成長ホルモンの分泌が髪を伸ばす細胞分裂に大きく関わってきます。
成長ホルモンは、夜10時〜深夜2時にかけて一番分泌されますので、この時間帯はしっかりと睡眠をとることを心がけましょう。
これは髪の毛だけではなく、肌も綺麗になります。
ポイント② タンパク質や亜鉛をしっかりと摂取する
髪の主成分はケラチンというタンパク質で出来ています。このタンパク質は体内では作ることは出来ないため、食事から摂取しなければいけません。タンパク質が不足していると髪の毛に栄養がいかなくなるため、髪が細くなり抜けやすくなります。
又、亜鉛には抜け毛の原因であるホルモンを抑える作用があるため1日に10㎎〜15㎎程度とるといいでしょう。
亜鉛はビタミンCやクエン酸と一緒に採ると吸収が良いです。逆に、牛乳と一緒に摂取すると吸収が悪くなるので気をつけて下さいね。
タンパク質や亜鉛を豊富に含む食べ物として、大豆や牡蠣がオススメです♪
ポイント③ 頭皮マッサージ
繰り返しになりますが、髪が伸びる理由は細胞分裂を繰り返すからです。ですのでしっかりと毛根に栄養を含んだ血液が行き渡るように頭皮をマッサージするということが大切になります。
毛根が毛を作るのをやめてしまえば毛はそれ以上伸びなくなります。
例えばまつ毛なども一定以上伸びないですよね。
しっかりと頭皮マッサージをすることにより血行も良くなり、健康な髪が伸びるようになります。
頭皮マッサージですが、シャンプーをする際に頭皮を指の腹でしっかりともみこむようにマッサージしてください。髪の毛を洗うというよりは地肌を洗うという形です。
又、ドライヤーで乾かすときも、温風で地肌を乾かすと、乾燥してしまい余分な皮脂が出やすくなり毛根によくありません。
ですので、毛先は温風で、地肌は冷風というようにドライヤーを使い分けて乾かしましょう♪
最後に
髪の毛を早く伸ばす方法は、しっかりとした睡眠や食事、地道な頭皮マッサージになります。
又、毛先が傷んでしまうと美容院に言った際に切らなければいけなくなりますので、しっかりと髪の毛のトリートメントをするのも髪を長くするためのコツと言えるでしょう。
タバコの吸い過ぎも毛細血管を収縮させてしまい、髪の毛にとっては良くありませんから気をつけて下さいね。
是非、髪の毛を伸ばしてあなたの理想の長さを手に入れてくださいね(^^)
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てたのなら嬉しいです。