二の腕の痛み!内側や外側のリンパがズキズキする原因は肺がんの可能性?

皆さんは、二の腕の痛みが実は肺がんの兆候だった!!というような健康情報を目にしたことはないでしょうか?

二の腕の内側と外側がズキズキとしびれるように痛む。肩こりや筋肉痛だと思っていたら実は!?

といったような情報です。

この情報は、鵜呑みにする必要はありませんが、肺がんを発見するのに役立つ指標であるというのは覚えていて損はありません。

まだまだ、元気だと思っていた大切な人の肺がんにいち早く気づくことができるかもしれないので、頭の片隅にでも今回の情報を置いていただければと思います。

呼吸困難感や長く続く咳・喀血などなど、発症して進行すると日常生活が著しく制限される肺がんです。

肺がんは、術後等の経過は比較的良い傾向があるので、出来る限り早い段階で治療を開始したいがんになります。

ということで今回は、肺がんが原因でなぜ二の腕の痛みが生じるのか?についてご紹介していきたいと思います。

二の腕の内側や外側の痛みの原因が実は肺がんだった!?

普段生活していると、時々首から肩、酷い時には二の腕の方まで重苦しい痛みが出てくることがありますよね?

これは多くの場合、首から肩周りの筋肉に疲労物質が溜まることによって引き起こされる肩こりの症状です。

ですので、これは筋肉のマッサージを行ったり温めたりして、血流を良くし、疲労物質が筋肉の中から取り除かれれば、痛みがなくなったり軽減したりします。

ところが、この肩周りの痛みが肩こりが原因でない時が問題になります。

その1例が肺がんになります。

肺がんの特に上部、肺尖部と呼ばれる部分にがんができた時に、生じやすい痛みです。

この肺の上部は鎖骨のほぼ真下に位置するほど、肩に非常に近い位置にあります。

そして、この周囲には腕に伸びる神経が集まっている部分でもあります。

肺の上部にできたがんが、周りの神経を侵してしまうために、肩や腕の方に痛みが生じてきてしまう訳です。

また、この部位は、リンパ節という、身体の免疫の要になる器官も隣接しています。

がんができると、身体の免疫が反応するため、このリンパ節の活動が活発になります。

そのために、腋の下のリンパ節や首元のリンパ節が腫れるといった症状も出てくることがあります。

この痛みや、リンパ節の腫れの特徴としては、片側的に生じるというのが特徴になります。

通常の肩こりや、風邪やインフルエンザに対してのリンパ節の腫れであれば、両側的に起こるものですが、がんの場合、両側が一緒にがんになるというような特殊な場合を除き、片側でがんが発生するので、片側的に生じます。

ですので、片側だけの肩こりや、リンパ節の腫れがある時は「がんなどの肩こりではない病気を疑う」というのは、有効であると言えます。

肺がんの症状は!?

肩や二の腕の痛みといった症状に焦点を当ててきましたが、ここで一つ「肺がん自体はどんな症状が出るのか」といったことを紹介していきます。

まず、肺がんにはいくつかの種類がありますが、ここでは詳しい説明は省略させていただきます。大きく分けて、肺の表面部にできているがんか、がん細胞が集まっているがんかの二つがあります。

そして、肺の気管に近い部分にできたがんか、奥の方にできたがんかによっても分けることができます。

では、肺がんの症状としてはどういったものがあるのかご紹介していきます。

まず、第一に長く続く咳や痰の増加というのがあります。

この時点では中々気付くことは出来ないかと思います。

次に多くみられる症状として、息切れや呼吸困難感、血の混じった痰の出現などがあります。

これらの症状が出た時に、病院を受診して、肺がんが発覚するということが多いのですが、こういった症状は、肺の機能が落ちていたり、肺の組織が傷つきやすくなっていたりしているということなので、やや進行しているがんのことが多いです。

ここで紹介した肺がんの症状は、初期に出やすい症状であるということと、肺がんの症状の一例ですので症状はこれに限りません。

肩から二の腕のズキズキした痛みやしびれは肺がんを疑ってみる!?

早期発見早期治療が大切だというがんですが、今回ご紹介した情報でも、その早期発見というのは難しいということが分かるかと思います。

しかし、いつもと違う痛みや、痛みの出かた、痛みの種類、それに随伴する症状などで、セルフチェックで気付けることも多いということも知っていただければと思います。

片側に現れる、二の腕や肩のズキズキしたしびれるような痛み。

同様に片側に現れるリンパ節の腫れ。

そういった、兆候が見られたら、一度受診してみませんか?

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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