水道水とミネラルウォーターの違いは?安全性や成分について調べてみた
皆さんは普段飲む水は水道水ですか?それともミネラルウォーターですか?
昔は一般家庭では水道水を直接飲むことが多かったと思いますが、最近はペットボトルのミネラルウォーターを定期的に買って飲む人も多いと思います。
水道水はそのまま飲むと変なにおいがして美味しくないということと、色々と有害な物質が含まれていると言われ、直接飲む人も少なくなっています。
また、ミネラルウォーターはスーパーやコンビニなどでも安く手に入り、買いやすくなったということもありますね。
そんな水道水とミネラルウォーターは、違いはどのようなところにあるんでしょうか?
安全性や成分を具体的に比較してみようと思います。
水道水とミネラルウォーターの成分の違い
水道水には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラル成分が含まれています。
一方、ミネラルウォーターにも、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムといった成分は含まれます。
この二つを比較すると、含まれる成分にはあまり違いはありません。
ミネラルウォーターの種類にもよりますが、比較的、水道水よりミネラルウォーターのほうがカルシウムが多く含まれています。
水道水とミネラルウォーターの安全性
それでは、この二つの安全性について比較してみましょう。
水道水は、水道法により、50項目の水質基準があります。
一方、ミネラルウォーターは、食品衛生法により18項目の原水基準が定められています。
また、ミネラルウォーターは、農林水産省により細かく4つに分類されています。
・ナチュラルミネラルウォーター:地中でミネラル分が溶解した地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌以外の処理をしていないもの
・ナチュラルウォーター:ミネラル分の溶解が少ない地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌以外の処理をしていないもの
・ミネラルウォーター :地中でミネラル分が溶解した地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌のほか、オゾン殺菌・紫外線殺菌・ミネラル分調整・ブレンド等の処理を行ったもの
・ボトルドウォーター:飲用可能な水で水道水でもよく、処理方法に限定はない
水道水とミネラルウォーターを比べると、どちらもしっかりと基準を設けていますが、水道水の方が圧倒的に厳しくなります。
また水道水には、塩素が入っていますが、水の安全を守るためには必要なもので、身体に害のある量ではありません。
ミネラルウォーターの場合は、一見どれも同じだと思っていましたが、処理方法や原料によって4段階に分類されていますので、ラベルをチェックしてみましょう。
水道水とミネラルウォーターの味の違い
それでは、なぜミネラルウォーターがこれほどまで普及したのか。
それは味の違いが一番大きいようです。
水道水には塩素が微量に含まれていることから、カルキ臭いと言われています。
その点ミネラルウォーターには塩素は含まれませんので、味はミネラルウォーターの方が美味しいと感じる人が多いようです。
最後に
ミネラルウォーターの方が安全だと思い込んでいましたが、水道水の安全基準はとても厳しく、安心して飲むことができるものだったんですね。
ミネラルウォーターを選ぶポイントとしては、成分や安全性というより、味だということがわかりました。
毎日飲むものですから、できるだけ美味しく飲み続けたいものです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。