サーモン、鮭、鱒の違いは何?寿司ネタを調べてみた
サーモン、鮭、鱒って何が違うのでしょうか?
寿司屋さんのネタではサーモンをよく見かけますね。サーモンと鮭は同じもので、呼び方が違うだけだと思っていましたが、実は違いがあるようです。また、サーモンと鮭の違いには鱒も深く関わってきます。
今回は寿司ネタで、サーモン、鮭、鱒の違いを調べてみました。気になった方は見てみて下さい。
サーモンと鮭の違い
サーモンと鮭の特徴を以下にまとめてみました。
・サーモン・・・サーモンには三通りあります。
①ヨーロッパにおけるサーモン:大西洋鮭(アトランティックサーモン)のこと。ヨーロッパには一種類しかない
②アメリカにおけるサーモン:太平洋種の総称(ピンクサーモン)のこと
③日本におけるサーモン:マス(海洋性のもの。カラフトマス)のこと。トラウトサーモン=ニジマスのこと
・鮭・・・秋鮭(白鮭)、銀鮭、紅鮭などを指します。
スーパーなどで一般的に売られている鮭は、白鮭になります。切り身や塩鮭、燻製で売られているのは紅鮭という種類です。
日本におけるサーモンとは、マスのことであり、鮭とは違うということがわかります。呼び方だけの違いではないんですね。
実は、寿司ネタにはサーモンが多いイメージですが、鮭もあるみたいです。
寿司ネタのサーモン=鱒(マス)
お寿司屋さんに出てくるサーモンや、刺身で売られているサーモンは、トラウトサーモンが一般的です。
上記のように、トラウトサーモン=ニジマスのことです。
ややこしいですが、トラウトサーモンは種類の名前ではなくて商品名になります。
よって、私たちが普段寿司ネタで食べるサーモンとは、鮭ではなく鱒になります。
サーモン、鮭、鱒の生物学的違いはない
サーモンと鮭と鱒は、生物学的に明確な違いはありません。市場等の都合上で
- 海で養殖されているもの=サーモン
- 川で産卵して海に下るもの=鮭
- 川などの淡水域で過ごすもの=鱒
と区別されています。しかし実際には明確な線引きがないことが実情のようです。
最後に
サーモンと鮭は全く同じもので、鮭のことを英語表記でサーモンというのだと思い込んでいました。確かによく比べてみると、なんとなく違いがありますよね。
私たちが普段食べるサーモンはニジマスのことだったことには驚きですが、生物学的にみると違いがないのであれば安心です。今度お寿司屋さんへ行くときにはサーモンを観察してみようと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。