蚊の寿命!家や部屋の中で何日生きるの?気温が蚊対策の重要なポイントだった!
虫刺されの代表ともいえる蚊。
ジカ熱が話題になった時に、一緒に話題になった憎きこの虫。
夏は夏で、レジャーに出かけたり、夜花火をしていたりすると、気づかないうちにチクッと刺されていて、あとで猛烈に痒くなる嫌われ者。
さらに、夜寝ようとしたら、部屋の中で気配が……。さらに耳元で「ぷ~ん」って聞こえてそれから、蚊を仕留めるためにしばらく眠れなくなったり……。
ありとあらゆる場面で、彼の存在を認識した瞬間、落ち着かなくなりますよね。
しかし、そんな蚊も寿命と気温という大きな弱点があります。
家の中でくつろいでいる時でも、部屋の外でアクティブに活動している時でも、存在が煩わしい蚊について、今日はとっておきの情報をお届けしたいと思います。
蚊の寿命はどのくらい?なぜ痒くなるの?
まず、蚊が成虫となってから、どのくらいの間生きているかをご説明します。
蚊はボウフラから成虫になると、およそ1か月~6か月の間生きています。幅が広いのは、成虫のまま越冬する種類の蚊と、卵の状態で越冬する種類の蚊が存在しているからです。
日中、公園や庭など主に屋外で刺されることの多いヒトスジシマカと言われる蚊は、卵の状態で冬を越すので、寿命はそんなに長くありません。
夜、家の中などで刺されることの多いアカイエカは、成虫で冬を越すので、6か月ほどの寿命になります。
そして、近年、増えてきている昼でも、夜でも活発に活動し、あろうことか、今まで考えたこともない冬に蚊に刺される原因のチカイエカは、成虫で冬を越しますし、冬の間も、人を刺す厄介な種類です。
ここで、少し意外な話をご紹介します。
日頃、私たちの血を吸い、痒くなって非常に憎たらしい蚊ですが、この蚊は全て雌であるというのをご存知でしょうか?
普段蚊は、花の蜜などを吸って生きています。しかし、雌は産卵の時だけは、より栄養価が高いものを求めるようになります。
それが私たちの血液です。
このとき、蚊は吸っている血液が凝固しないように、血が固まらなくなる成分が入った唾液を針から出します。
その上、この唾液には麻酔の成分も含まれていて、私たち人は、刺されてたことに気付かないのです。
この、血が固まりにくくする成分や、麻酔の成分が、皮膚でアレルギー反応を起こし、蚊に刺された後に痒みが出現すると言われています。
また、近頃話題になったジカ熱や、デング熱というのは、この蚊の方から注入される、唾液に病原菌が含まれていることがあるために、感染が広がっていく感染症です。
そういった意味でも、中々厄介な生き物ですよね。
「家の庭や部屋の隅」蚊の潜んでいるところはどこ?気温が活動に関係しているって本当?
蚊に刺されるところってどんなところが多いですか?
家の庭?部屋の中?公園?
いろんなところを思い浮かべるかと思いますが、基本的には蚊は草むらや藪や物陰などの、何かの陰がある所に好んで潜んでいます。
その場所に、少しの水たまりなどがある環境だと蚊にとっては楽園です。
このような条件に当てはまる場所に行く時は、虫除けスプレーや、長袖を着るなど刺されないような対策をするのをオススメします。
そして、蚊と言えば『夏』のイメージがあると思いますが、今年の夏、家の部屋などで刺された記憶のある方はいらっしゃいますか?
おそらくそんなにいないと思います。
それもそのはず、蚊には一定の温度以上になると、活動が極めて鈍くなるという習性があります。
その温度は28℃
この気温を超えると、蚊の活動は鈍くなってしまうので、今年は30℃を超える日が多かったので、それほど、蚊に刺されるということも少なかったのではないでしょうか?
さらに、35℃を超えるとほぼ活動しなくなってしまいます。
逆に、最も活発に活動する気温は、22~27℃になります。
このことから考えたら、実は今頃の季節が今年は蚊の被害が多いのかもしれませんね。
出かける時や、就寝の時は気温に気をつけて!
夏には、気づいてみたら蚊の被害はなかったかもしれませんが、秋になった今、注意が必要です。
外に出かける時や、夜寝るときには、気温に注意して、25℃前後であったら、蚊取り線香を焚いたり、虫除けスプレーをつかったり、蚊の被害に会わないように対策しましょう。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。