東証・ジャスダック・マザーズの違いを子供でも分かるように解説!
日本では株の取引は、東京、名古屋、福岡、札幌などといった都市にある証券取引所で行われています。そしてそのそれぞれの証券取引所で株式市場を運営しているのです。
中でも一番規模の大きいとされている東京証券取引所では主に、東証一部、東証二部、そのほかの市場としてジャスダック、そしてマザーズがあります。東証、ジャスダック、マザーズと、名前は分かっていても詳しい違いについては分からない、という方も多いのではないでしょうか?
今回は東証、ジャスダック、マザーズの特徴に触れながら、それぞれの違いを分かりやすくまとめてみました。
それぞれの違いと特徴まとめ
それぞれの違いと特徴
- 東証について
- ジャスダックについて
- マザーズについて
【東証について】
東証には、東証部と一東証二部があります。
東証一部で上場するには主に、流通株式数、時価総額、純資産、利益、創立年数などの規定をある一定基準満たしていることが必要になってきます。
特に一部への上場基準は厳しいとされていて、上場が認められた企業の株は信頼性がとても高く、上場が認められるということは、一握りの優良企業であるということが認められた証でもあります。
また、一部に上場したい新規の企業はまず初めに二部に上場を申請する必要があります。審査に合格し、晴れて東証二部に上場することが出来てから、次に一部への上場、というステップを踏む必要があるのです。
【ジャスダックについて】
ジャスダックは革新性、信頼性、地域・国際性の3つがコンセプトでベンチャー企業を中心に上場しており、一定の事業実績がある場合にはスタンダード、特色があり、将来性が見込まれている企業にはグロースといったように、2種類の市場が存在します。
スタンダードはある程度企業として安定しており、直前期の会社の純資産が2億円以上あり、会社がとても安定していることが上場の基準となっています。グロースは対象の企業が今後、成長が期待される可能性を秘めており、直前期末に赤字でなければ上場基準を満たすことができるようです。
【マザーズについて】
東証マザーズは、ベンチャー向けの株式市場のことを指します。東証一部、二部と比べると審査基準は緩いようです。
マザーズでは、「高い成長性を有する理由」を提出することで株式公開時に赤字や債券があっても、いくつかの要件をクリアしてさえいれば上場することが可能になっています。
東京証券取引所とは?
東京証券取引所(東証)とは、日本国内で一番大きな証券取引所のことを指します。証券取引とは、株式などの売買取引を行う場所のことで、ニューヨーク、ロンドンと並び世界三大証券取引所の一つとされています。
東証の中でも特に基準の厳しい東証一部に上場すると、資金調達力のアップやブランド力、社会的な信用も高まるので様々な企業が東証一部への上場を目指しています。
しかし、上場することで審査料や年間上場料というものが掛かるため、審査基準は満たしていても上場していない一流企業も中に入るようです。
まとめ
いかがでしたか?
上場の厳しさでいえば、東証一部>東証二部>ジャスダック(スタンダード)>マザーズ>ジャスダック(グロース)になります。
東証、ジャスダック、マザーズはそれぞれ上場できる基準や審査基準、そして対象の企業がそれぞれ違うということが分かりました。また、東証、ジャスダックにはそれぞれ二種類あり、その種類によっても上場できる基準や難易度は変わってきます。
なかでも東証一部への上場は特に厳しいとされており、東証二部へ上場出来たのち、一部の審査基準を十二分に満たさないと上場することはできません。
市場によって様々な基準や、上場できる企業の違いがあるようですね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。