冷凍食品の賞味期限の設定!半年や1年の表示はどういう意味?
冷凍食品は便利なものです。
調理済のものならお弁当の作りや忙しい働く主婦の味方になります。
そして保存期間が長いのも魅力ですよね。
しかしそんな冷凍食品にも賞味期限が設定さて、商品に表示されています。
冷凍だから半年や1年過ぎても食べられるのでは?と思っている人も少なくないので、冷凍食品の期限に関する疑問を探ってみようと思います。
冷凍食品の賞味期限の設定基準
食品に表示される期限には賞味期限と消費期限がありますね。
一般的に消費期限というのは腐敗したり劣化して安全に食べることができない恐れがある食品に対して表示されています。
肉や魚をスーパーで購入する時に表示されているのは消費期限です。
冷凍食品のように、一定の条件のもとでは長期保存できるものに表示されているのは賞味期限となります。
これは安全性には問題がないけれど、美味しく食べられるかどうか、その試験を繰り返したうえで設定されているのが賞味期限です。
冷凍食品の賞味期限から半年~1年過ぎてしまった
冷凍食品を冷凍庫に入れっぱなしにしていて、気がついたら半年から1年以上も過ぎていた場合でも、冷凍状態のままなら食べられないわけではないと考える人もいます。
冷凍食品の保温の基準は、マイナス18℃以下で冷凍することになっています。
マイナス18℃というのは家庭用の冷凍庫で設定できる温度なので、一般的には可能な環境です。
ところが、冷凍食品を購入して自宅の冷凍庫に入れるまでにはマイナス18℃ではありません。
稀なケースとして、停電してしまったり、冷凍庫に温かいものを入れて一時的に温度が上がることもありあす。
このような変化の激しい家庭用の冷凍庫では、賞味期限を半年、1年過ぎたとしても、品質には変化がないというわけではないので、酸化して劣化していてしまうのは避けることができないのです。
賞味期限表示を大幅に過ぎると冷凍食品も危険
冷凍食品の賞味期限は、表示されている保存環境を守った場合の基準なので、もしも一度でも解凍されてしまった場合は目安にはならないので注意しましょう。
では、賞味期限が過ぎてしまっても、多少味が落ちるだけで食べるには問題ないのか?という疑問についてです。
冷凍食品は、味を追求しなければ期限なんて関係ないと思っている人もいるようですが、賞味期限を半年以上過ぎているようなものはやめた方が安全です。
冷凍保存の状態が整っていて、賞味期限を1年以上過ぎているものでも食べて問題なかったという例もありますが、身の安全を考えるのならやめるべきでしょう。
試してみたい方は、自己責任でお願いします。
味については、冷凍食品に表示されている賞味期限を4ヶ月過ぎても美味しく食べられるというデータもありますので、賞味期限を数日から数週間過ぎたくらいでは気にすることもありません。
冷凍食品のメーカーによると、家庭の冷凍庫は開閉の回数が多く、マイナス18℃という冷凍保存の基準環境を満たすことが難しいケースもあるため、未開封でも購入後2ヶ月~3ヶ月を目安に使い切ることが推奨されています。
賞味期限というのはあくまでも美味しさの基準ですが、家庭によって保存の環境が違うため、品質の安全にもある程度は参考になるものです。
冷凍食品でも期限には少し注意した方が良さそうですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。