白身魚、赤身魚、青魚の違いは?ヒスチジンに注意!

魚の種類は、大きく分けて白身魚、赤身魚、青魚の3種類に分類されます。

必ずしも見た目の色によって分類せれるわけではないようですが、どれが何に分類されるのかイマイチわからないことないですか?

この白身魚、赤身魚、青魚の違いはどういったものなのでしょうか。

また、ヒスチジンという魚に含まれる成分について調べてみました。この成分は注意が必要なようです。

気になる方は参考にしてみて下さい。

白身魚、赤身魚、青魚の違い

白身魚・・・鯛、アナゴ、ヒラメなどが代表的です。

岩礁や砂場などに棲み付いている魚が多く、あまり動かずじっとしています。脂肪分が少なく、色素たんぱく質の量が赤身魚と比べて少ないです。

鮭は身が赤いですが、白身魚に分類されます。

鮭の身が赤い原因は、アスタキサンチンといわれる色素が原因です。

赤身魚・・・マグロ、サンマ、カツオなどが代表的です。

赤身魚は、常に泳ぎ続ける魚です。寝ている間も泳ぐため、持久力がなければいけません。泳ぎ続けるためにはヘモグロビン、ミオグロビンという色素たんぱく質が必要になっています。身の筋肉が赤く見える原因は、この色素たんぱく質が多いためです。

青魚・・・イワシ、アジ、サバなどが代表的です。

魚の背中に青みが色濃くでている魚のことを青魚と呼びます。DHAやタウリン、鉄分などが多く含まれており、栄養満点です。

青魚は寿司屋では「ひかりもの」とも呼ばれます。

まとめると、白身魚と赤身魚は、魚の中身の違いで、色素たんぱく質の量によって分類されます。

一方青魚は、表面的な色の違いになります。よって、青魚の中にはマグロやサンマなどの赤身魚が含まれます。

魚に含まれるヒスチジンに注意

魚に多く含まれるヒスチジンといわれる成分が原因で、ヒスタミン食中毒というものを引き起こすことがあるので注意が必要です。

このヒスチジンを多く含んだ魚が常温で放置されると、ヒスタミンという化学物質が生成されます。

こうして生成されたヒスタミンが食中毒を引き起こすのです。マグロ、ブリ、サバなどがヒスタミン食中毒になりやすい魚です。

食中毒の症状としては、じんましんや発熱、頭痛などがあります。

このヒスタミンは、一度生成されると加熱してもなくならないので、常温で放置してしまった場合は要注意です。

最後に

今までなんとなく曖昧だった魚の分類方法ですが、こうした違いがあったのですね。

鮭は見た目からだと赤身魚だと思い込んでいましたが、白身魚とは知りませんでした。赤身魚、白身魚、青魚によって含まれる栄養が変わってくるので、しっかり理解して食べたいですね。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。

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